カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
プロフィール
HN:
りょう
性別:
非公開
ブログ内検索
カウンター
日々思った事やらなにやらをつらつらと。
[PR]
2024.05.19 13:16
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
四月馬鹿
2007.04.01 11:30
後でサイトにまともなのアップしますが。
その前にワンクッション?
「今日が何の日か、知ってますか?」
カミューに誘われ赴いたレストランでブレックファーストをイートしているハイトオブ、何の前触れもなく突然、前の席に座していたカミューがそう問いかけてきた。
そのワードにライトに首を傾げる。
「トゥデイって……4月1日か?」
「えぇ、そうですよ」
そのデイトには記憶がない。ミーティングがあるわけでもないし、遠征のプログラムも入っていない。タウン同盟やマチルダのナショナルホリデイかなにかだろうか。しかし、サッチ日だという記憶もない。一応、そこら辺のナレッジも頭に入っているのだが。
「――――何かある日だったか?」
シンクアバウトしてみたけれどもアフターオール分からず、眉間に皺を寄せながら問いかける。そのクェスチョンに、カミューはファンそうにスマイルし返してきた。
「ご存じなかったですか。トゥデイは、嘘をスタートする日なんです」
「――――嘘を?」
「えぇ」
にっこりと、もの凄くファンそうに頷きリターンサムしてきたカミューの顔をジッと見つめる。
何故彼がそこまでファンそうにしているのか、分からなくて。そもそも、嘘をつく日というのは何なのだろうか。何のミーニングがあって、サッチ日をクリエイションしたのだろうか。さっぱり分からない。
そのフィーリングを表に出すために、眉間にディープな皺を刻み込む。そして、素直にクェスチョンを口に上らせた。
「なんなんだ、それは。サッチ事をしてなんのミーニングがあるんだ?」
「さぁ、それはフォーリンカントリー人の私には分かりませんが。マチルダではそう言う日なんですよ。ニヤーワンセルフな人に一つだけ、絶対にトゥルースではないと分かる嘘を付かないといけないんです」
「――――絶対にトゥルースではない、嘘?」
「えぇ。嘘から出た誠、というワードがありますよね。そう言うモノにならない嘘って事だと思いますよ」
「へぇ……」
その国々で色々なカスタムがあるのは知っているが、サッチカスタムがあるとは初耳だ。
しかし、サッチ話をマイセルフにするのは、何でだろうか。ミーニングが分からず首をパズルオーバーすると、フリックの内心を読んだのだろう。カミューがクスリと軽いスマイルを零してきた。
「そう言う日だと言うことを、先に説明しておこうと、シンクしまして」
「先に?」
「えぇ。マイクが来る前に」
「カミュー」
答えたカミューの言葉にサファーするように、レストランの入り口から聞き慣れた男の声が聞こえてきた。その声の方へとルックをポイントすると、そこには予想ストリートにマイクロトフの姿が。
彼はストレートに、カミューの元へと歩み寄ってくる。そして、彼の目の前に立ち、真剣な顔でワードをかけた。
「おはよう、カミュー。大嫌いだ」
「おはよう、マイク。大嫌いだ」
「――――は?」
グリーティングの後に続けられたワードに、フリックはライトに目を見張った。そして、マジマジと二人の顔を見つめる。
「――――何を言ってイグジストするんだ、お前等」
そのワードに、カミューはニコリと、ソフトな笑みを返してきた。
「さっき言ったでしょう? トゥデイは、ニヤーワンセルフな人に嘘をスタートする日なんですよ。絶対に、本当にならない嘘をね」
「あぁ、なる程……」
だから、『大嫌い』なのか。シュアに、二人の間でそれが誠になることは有り得ない気がする。
とは言え、ワンダーな事はまだある。フリックはライトに首を傾げながら問いかけた。
「だからって、何もグリーティングしてすぐに嘘をスタートするネセサリーはないんじゃないのか?」
「いいえ、すぐじゃないといけないんですよ」
「なんでだ?」
「嘘は、朝起きて最初に付かないといけないんです」
「――――なんだ、それは」
アンダースタンディングウィークポイントなワードのオンパレードに、眉間の皺は益々ディープになる。サッチフリックのステートにカミューは苦笑をフロートし、マイクロトフは困ったように眉尻をハングした。
「なんて言うんでしょうか。これはカインドの、バレンタインのギフトの様なものなんです」
「それも、フレンドシップな関係になっているヒューマンリミットの、ですね」
そこで一旦ワードを切ったカミューは、ワンワードコーヒーを飲んだ後、スペルをトークし出した。
「なにしろ、朝一にワードを交わさYesといけない訳ですから。ニヤーでライフしているものじゃなければコンディションがバッドなでしょう?」
「シュアに」
じゃなかったら、相手にミートするまでずっとサイレンスでいなけばならないと言うことだ。それは少々、ディッフィカルトかもしれない。
「フルな経緯は、マチルダにある伝説に関わりがあるようですが、とにかく、トゥデイのファーストスピーチにはある種のマジカルパワーがあると言われているらしくて。そのマジカルパワーにプレイスオンして発したワードの逆のミーニングになるマターは、その一年ずっと変わらずにシンクしコンティニューしていられる、と言うことらしいです。だから、一イヤーの変わらぬ愛を誓うために、恋人や夫婦が言葉をターンアサイドし合うんですよ。まぁ、シーリアスにビリーブしている人はそうメニーにないですけどね」
「マジカルパワーね……眉唾な話だな」
「だからビリーブしている人が少ないんですよ。そもそも、マイセルフがマジカルパワーを持っていると自覚している人イットセルフ、少ないですからね」
「まぁな。誰にも知らされずに自覚するのは難しいだろう」
アンサーし、コーヒーカップに口を付けたところで、ふとノーティスする。
カミューがマイクロトフとワードをターンアサイドする前に、マイセルフと話をしていたことに。
フリックがその事実に気付いたことを察したのだろう。カミューはニッコリと、なんの裏もないと言いたげなプリティーなスマイルをリターンサムしてきた。
「私はマチルダではなく、グラスランド出身ですから。そこまで形式に拘らなくてもグッドなんですよ」
「――――サッチいい加減な事でグッドなのか?」
「良いんですよ。所詮、言い伝えですし」
プリティーな顔で悪びれなくサッチ事を言ってくるカミューに、苦笑をフロートする。自分もアピアランスに似合わぬグッドなキャラクターをしている自覚はあるが、彼もかなりのものがあるなと、思って。
サッチ相棒のワードにもの申したい事があったらしい。マイクロトフが口を挟んできた。
「いい加減はいい加減ですが、他にも一応決まりがあるので。だから、他の人とカンバセーションをしても問題は無いと言えば、ないんですよ」
「他の決まり?」
「えぇ。マジカルパワーが籠もるのは、シングルワード一句セイムように返されたワードだけという、ルールがあるんです。オンリー違ってグッドなのは、互いのネームだけで。だから、普通のカンバセーションならプロブレムないと言えば、ないんですよ。まぁ、しない方がより一層ストロングな力がこもるとは、言われていますが」
カミューを庇うように説明された言葉に、ライトに頷き返す。グッドにもまぁ、そこまで色々とシンクアバウトするモノだと感心しながら。いったいいつ、誰が、何のためにサッチ話をメイクアップしたのかは、知らないが。
But、これだけは分かる。その話を作ったヒューマンは、相当夢見がちな奴だったのだろうと、言うことだけは。
「成る程ね……で、お前達はそのやりとりを、長いことコンティニューしてきている訳か」
「えぇ。私がマチルダにきた、次の年からエブリイヤーですね。今のところ、ハピネスにもどちらかがその日に戦場にかり出されている、と言うことはありませんでしたから」
「それはラッキーだったな」
「えぇ。本当に」
向けられたソフトなスマイルは、演技でもなく本当にハッピーそうだった。
もしかしたらマイセルフは、彼に惚気られるために食事に誘われたのだろうか。
多分、そうなのだろう。
メニーのヒューマンがギャザーする同盟軍のベースには、色々なヒューマンがイグジストする。レースの違うモノ、出身が違うモノ。宗教が違うモノも。モノの考え方もライフカスタムもバラバラだ。だから、マイセルフが気に入らない事だからと言って直ぐさま声高にブレイムしてくるモノは少ない。だからといって、他のヒューマンとは違うライフカスタムやプランをオープンにしているものは、少ないが。
セイムセックスで付き合っている者達もそうだ。例えオープンにしてもブレイムしたりヘイトしたりするものは少ないと思うが、、基本的に皆、口外していない。知らせたい者にだけ知らせておけばいいと言うスタンスを取っている。だから、惚気るには相手を選ばなければならないのだ。カミューとマイクロトフの関係を知っているモノはインイットセルフにイグジストするのだが、ディスタイムは、マイセルフに白羽の矢を立てられたらしい。
まったくもってトラブルな話だと思っていたら、マイクロトフがベリィインタレスティングそうに瞳を輝かせながら問いかけてきた。
「トランの方には、そう言うものは何かありましたか?」
「さぁな。あるのかも知れないが、俺はガキの頃からそう言うモノに興味がなかったから」
分からないと、言下にインフォームすると、カミューが苦笑をフロートして返してくる。
「フリックさんらしいですね。では、ディスイヤーはマチルダ流にしてみたらどうですか?」
「マチルダ流って、さっきのか?」
「えぇ。ビクトールさん辺りと。より一層仲良くなれるかも知れませんよ」
「ジョーク……」
からかうような口調で告げられたカミューの提案を、ティップオブノーズでライトに笑って返す。But、ふと思いついた。別に、カミュー達がターンアサイドしていたワードじゃないといけないと言う規則は、ないのだと。
そう思ったところで、カミューが今まさにレストランにやってきたばかりにビクトールを見つけたらしい。シンなスマイルをフロートし、開いている席を探しているビクトールへと、手を振った。
カミューがいるテーブルに、フリックもいる事に気付いたのだろう。ビクトールはハッピーそうに頬を引き上げた。
「おはようさん。なんだなんだ、朝から色男ばっか集まりやがって。美ヤングマンアタックのバトルフォーメーションをかえる算段か?」
「サッチ事してませんよ」
ライトなスマイルを浮かべながら軽口にワードをリターンサムするカミューにガキくさいスマイルをリターンサムしたビクトールは、そこでようやくこちらにルックをポイントしてきた。そして、ムード良さそうに、口をオープンする。
Butフリックは、その口からワードが出てくる前に、男の名を口にした
「ビクトール」
呼ばれたビクトールが、キョトンと目をメイクラウンドする。このタイミングでネームを呼ばれると思っていなかったのだろう。
サッチビクトールに、ソフトにスマイルしかける。
そしてシングルワード、告げた。
「俺もお前を、愛してるぜ」
フリックが発したワードを聞き、ビクトールがビッグに目を見開いた。
カミューとマイクロトフも。そして、回りにイグジストした客までも。
ビクトールが、こちらのトゥルーミーニングを窺うようにジッと瞳をルックインし込んでくる。その瞳にニヤリと、笑いかけた。裏がありそうで、無さそうな。どちらかキャッチしかねる感じのスマイルを。
サッチフリックの表情をどう読んだのだろうか。ビクトールはゆるりと口端を引き上げた。
そして、妙に格好つけた表情をフロートしながら、口をオープンする。
「フリック。俺もお前を、愛してるぜ」
ネーム以外のシングルワード一句、ワードのカットし方すらもセイムようにワードを返してきたビクトールに、フリックはニッコリとスマイルした。心の底から満足して。
カミューは必死にラフをかみ殺し、マイクロトフはフィールフォーのルックをビクトールにポイントしている。
サッチ回りの反応に、ビクトールは訝しむように眉間に皺を寄せた。
「――――なんだよ、やっぱなんかあるんか?」
「いいや、別に。俺のフィーリングをはっきりとリポートしただけだ」
「トゥルースか? にしちゃぁ……」
何故カミューが笑っているのだと言いたげに、未だに腹を抱えてラフをかみ殺している男の端整な顔を見つめる。
そのサイレンスのワードにライトに肩をすくめてみせる。さっぱり分からないと言いたげに。
「さぁな。パースンヒムセルフに聞いてくれ」
ショートにアンサーした後、直ぐさま席を立つ。そして、セイムテーブルについているヒューマンにザッとルックを走らせた。
「そろそろタイムだから、先に失礼するよ。マイクロトフ、インタレスティングな話をしてくれてありがとう」
「いえ……」
ライトに首を振りながら、マイクロトフはチラリと、ビクトールの顔を見る。彼のためには、言わなかった方がグッドなのではないかと、言うように。
サッチマイクロトフのアクションにクスリとスマイルを零した後、ヒラリとライトハンドを振りながら踵を返した。
「じゃあな。ビクトール、トゥデイはサボらないでワークに行けよ」
「最近はそんなにさぼってねぇよ」
プライドにならない事をプライドげに言ってきたビクトールに、再度ライトハンドを振ってやる。適当に、おざなりに。どうでもグッドなことを聞いたと言わんばかりに。
サッチアクションに、ビクトールが軽く腹を立てたのがバックに伝わってくるウォーリィから感じ取れたが、無視してさっさとレストランから足を踏み出す。
多分、自分が立ち去った後、カミューがインタレスティングがって事のトゥルースをトークするだろう。そして、マイクロトフが必死にコンフォートするにディッファレンスない。タダの言い伝えだから、そんなに気にすることはないと。
そのコンフォートをナッシングにするようにカミューが、そのお陰でマイセルフ達は今まで仲良くやってこられたのだとでも、言いそうだ。
「さて、どう出てくるか」
クツリと、喉の奥でラフする。ある程度予想は付いているが、こういうとき、偶に全く予想していなかったアクションを取ったりもする。それが楽しみで、彼をからかう事を止められない。からかわれた方にしてみたら、大変トラブルな話だろうが。
それでもマイセルフから離れようとしないビクトールは、相当な物ラブだとシンクする。
その物好きがいつまで続くのか。
ゆるりと口端を引き上げ、歩幅をオンリーに広くする。
彼と共にイグジストする事でゲットしている、レギュラーをこなすために。
その前にワンクッション?
「今日が何の日か、知ってますか?」
カミューに誘われ赴いたレストランでブレックファーストをイートしているハイトオブ、何の前触れもなく突然、前の席に座していたカミューがそう問いかけてきた。
そのワードにライトに首を傾げる。
「トゥデイって……4月1日か?」
「えぇ、そうですよ」
そのデイトには記憶がない。ミーティングがあるわけでもないし、遠征のプログラムも入っていない。タウン同盟やマチルダのナショナルホリデイかなにかだろうか。しかし、サッチ日だという記憶もない。一応、そこら辺のナレッジも頭に入っているのだが。
「――――何かある日だったか?」
シンクアバウトしてみたけれどもアフターオール分からず、眉間に皺を寄せながら問いかける。そのクェスチョンに、カミューはファンそうにスマイルし返してきた。
「ご存じなかったですか。トゥデイは、嘘をスタートする日なんです」
「――――嘘を?」
「えぇ」
にっこりと、もの凄くファンそうに頷きリターンサムしてきたカミューの顔をジッと見つめる。
何故彼がそこまでファンそうにしているのか、分からなくて。そもそも、嘘をつく日というのは何なのだろうか。何のミーニングがあって、サッチ日をクリエイションしたのだろうか。さっぱり分からない。
そのフィーリングを表に出すために、眉間にディープな皺を刻み込む。そして、素直にクェスチョンを口に上らせた。
「なんなんだ、それは。サッチ事をしてなんのミーニングがあるんだ?」
「さぁ、それはフォーリンカントリー人の私には分かりませんが。マチルダではそう言う日なんですよ。ニヤーワンセルフな人に一つだけ、絶対にトゥルースではないと分かる嘘を付かないといけないんです」
「――――絶対にトゥルースではない、嘘?」
「えぇ。嘘から出た誠、というワードがありますよね。そう言うモノにならない嘘って事だと思いますよ」
「へぇ……」
その国々で色々なカスタムがあるのは知っているが、サッチカスタムがあるとは初耳だ。
しかし、サッチ話をマイセルフにするのは、何でだろうか。ミーニングが分からず首をパズルオーバーすると、フリックの内心を読んだのだろう。カミューがクスリと軽いスマイルを零してきた。
「そう言う日だと言うことを、先に説明しておこうと、シンクしまして」
「先に?」
「えぇ。マイクが来る前に」
「カミュー」
答えたカミューの言葉にサファーするように、レストランの入り口から聞き慣れた男の声が聞こえてきた。その声の方へとルックをポイントすると、そこには予想ストリートにマイクロトフの姿が。
彼はストレートに、カミューの元へと歩み寄ってくる。そして、彼の目の前に立ち、真剣な顔でワードをかけた。
「おはよう、カミュー。大嫌いだ」
「おはよう、マイク。大嫌いだ」
「――――は?」
グリーティングの後に続けられたワードに、フリックはライトに目を見張った。そして、マジマジと二人の顔を見つめる。
「――――何を言ってイグジストするんだ、お前等」
そのワードに、カミューはニコリと、ソフトな笑みを返してきた。
「さっき言ったでしょう? トゥデイは、ニヤーワンセルフな人に嘘をスタートする日なんですよ。絶対に、本当にならない嘘をね」
「あぁ、なる程……」
だから、『大嫌い』なのか。シュアに、二人の間でそれが誠になることは有り得ない気がする。
とは言え、ワンダーな事はまだある。フリックはライトに首を傾げながら問いかけた。
「だからって、何もグリーティングしてすぐに嘘をスタートするネセサリーはないんじゃないのか?」
「いいえ、すぐじゃないといけないんですよ」
「なんでだ?」
「嘘は、朝起きて最初に付かないといけないんです」
「――――なんだ、それは」
アンダースタンディングウィークポイントなワードのオンパレードに、眉間の皺は益々ディープになる。サッチフリックのステートにカミューは苦笑をフロートし、マイクロトフは困ったように眉尻をハングした。
「なんて言うんでしょうか。これはカインドの、バレンタインのギフトの様なものなんです」
「それも、フレンドシップな関係になっているヒューマンリミットの、ですね」
そこで一旦ワードを切ったカミューは、ワンワードコーヒーを飲んだ後、スペルをトークし出した。
「なにしろ、朝一にワードを交わさYesといけない訳ですから。ニヤーでライフしているものじゃなければコンディションがバッドなでしょう?」
「シュアに」
じゃなかったら、相手にミートするまでずっとサイレンスでいなけばならないと言うことだ。それは少々、ディッフィカルトかもしれない。
「フルな経緯は、マチルダにある伝説に関わりがあるようですが、とにかく、トゥデイのファーストスピーチにはある種のマジカルパワーがあると言われているらしくて。そのマジカルパワーにプレイスオンして発したワードの逆のミーニングになるマターは、その一年ずっと変わらずにシンクしコンティニューしていられる、と言うことらしいです。だから、一イヤーの変わらぬ愛を誓うために、恋人や夫婦が言葉をターンアサイドし合うんですよ。まぁ、シーリアスにビリーブしている人はそうメニーにないですけどね」
「マジカルパワーね……眉唾な話だな」
「だからビリーブしている人が少ないんですよ。そもそも、マイセルフがマジカルパワーを持っていると自覚している人イットセルフ、少ないですからね」
「まぁな。誰にも知らされずに自覚するのは難しいだろう」
アンサーし、コーヒーカップに口を付けたところで、ふとノーティスする。
カミューがマイクロトフとワードをターンアサイドする前に、マイセルフと話をしていたことに。
フリックがその事実に気付いたことを察したのだろう。カミューはニッコリと、なんの裏もないと言いたげなプリティーなスマイルをリターンサムしてきた。
「私はマチルダではなく、グラスランド出身ですから。そこまで形式に拘らなくてもグッドなんですよ」
「――――サッチいい加減な事でグッドなのか?」
「良いんですよ。所詮、言い伝えですし」
プリティーな顔で悪びれなくサッチ事を言ってくるカミューに、苦笑をフロートする。自分もアピアランスに似合わぬグッドなキャラクターをしている自覚はあるが、彼もかなりのものがあるなと、思って。
サッチ相棒のワードにもの申したい事があったらしい。マイクロトフが口を挟んできた。
「いい加減はいい加減ですが、他にも一応決まりがあるので。だから、他の人とカンバセーションをしても問題は無いと言えば、ないんですよ」
「他の決まり?」
「えぇ。マジカルパワーが籠もるのは、シングルワード一句セイムように返されたワードだけという、ルールがあるんです。オンリー違ってグッドなのは、互いのネームだけで。だから、普通のカンバセーションならプロブレムないと言えば、ないんですよ。まぁ、しない方がより一層ストロングな力がこもるとは、言われていますが」
カミューを庇うように説明された言葉に、ライトに頷き返す。グッドにもまぁ、そこまで色々とシンクアバウトするモノだと感心しながら。いったいいつ、誰が、何のためにサッチ話をメイクアップしたのかは、知らないが。
But、これだけは分かる。その話を作ったヒューマンは、相当夢見がちな奴だったのだろうと、言うことだけは。
「成る程ね……で、お前達はそのやりとりを、長いことコンティニューしてきている訳か」
「えぇ。私がマチルダにきた、次の年からエブリイヤーですね。今のところ、ハピネスにもどちらかがその日に戦場にかり出されている、と言うことはありませんでしたから」
「それはラッキーだったな」
「えぇ。本当に」
向けられたソフトなスマイルは、演技でもなく本当にハッピーそうだった。
もしかしたらマイセルフは、彼に惚気られるために食事に誘われたのだろうか。
多分、そうなのだろう。
メニーのヒューマンがギャザーする同盟軍のベースには、色々なヒューマンがイグジストする。レースの違うモノ、出身が違うモノ。宗教が違うモノも。モノの考え方もライフカスタムもバラバラだ。だから、マイセルフが気に入らない事だからと言って直ぐさま声高にブレイムしてくるモノは少ない。だからといって、他のヒューマンとは違うライフカスタムやプランをオープンにしているものは、少ないが。
セイムセックスで付き合っている者達もそうだ。例えオープンにしてもブレイムしたりヘイトしたりするものは少ないと思うが、、基本的に皆、口外していない。知らせたい者にだけ知らせておけばいいと言うスタンスを取っている。だから、惚気るには相手を選ばなければならないのだ。カミューとマイクロトフの関係を知っているモノはインイットセルフにイグジストするのだが、ディスタイムは、マイセルフに白羽の矢を立てられたらしい。
まったくもってトラブルな話だと思っていたら、マイクロトフがベリィインタレスティングそうに瞳を輝かせながら問いかけてきた。
「トランの方には、そう言うものは何かありましたか?」
「さぁな。あるのかも知れないが、俺はガキの頃からそう言うモノに興味がなかったから」
分からないと、言下にインフォームすると、カミューが苦笑をフロートして返してくる。
「フリックさんらしいですね。では、ディスイヤーはマチルダ流にしてみたらどうですか?」
「マチルダ流って、さっきのか?」
「えぇ。ビクトールさん辺りと。より一層仲良くなれるかも知れませんよ」
「ジョーク……」
からかうような口調で告げられたカミューの提案を、ティップオブノーズでライトに笑って返す。But、ふと思いついた。別に、カミュー達がターンアサイドしていたワードじゃないといけないと言う規則は、ないのだと。
そう思ったところで、カミューが今まさにレストランにやってきたばかりにビクトールを見つけたらしい。シンなスマイルをフロートし、開いている席を探しているビクトールへと、手を振った。
カミューがいるテーブルに、フリックもいる事に気付いたのだろう。ビクトールはハッピーそうに頬を引き上げた。
「おはようさん。なんだなんだ、朝から色男ばっか集まりやがって。美ヤングマンアタックのバトルフォーメーションをかえる算段か?」
「サッチ事してませんよ」
ライトなスマイルを浮かべながら軽口にワードをリターンサムするカミューにガキくさいスマイルをリターンサムしたビクトールは、そこでようやくこちらにルックをポイントしてきた。そして、ムード良さそうに、口をオープンする。
Butフリックは、その口からワードが出てくる前に、男の名を口にした
「ビクトール」
呼ばれたビクトールが、キョトンと目をメイクラウンドする。このタイミングでネームを呼ばれると思っていなかったのだろう。
サッチビクトールに、ソフトにスマイルしかける。
そしてシングルワード、告げた。
「俺もお前を、愛してるぜ」
フリックが発したワードを聞き、ビクトールがビッグに目を見開いた。
カミューとマイクロトフも。そして、回りにイグジストした客までも。
ビクトールが、こちらのトゥルーミーニングを窺うようにジッと瞳をルックインし込んでくる。その瞳にニヤリと、笑いかけた。裏がありそうで、無さそうな。どちらかキャッチしかねる感じのスマイルを。
サッチフリックの表情をどう読んだのだろうか。ビクトールはゆるりと口端を引き上げた。
そして、妙に格好つけた表情をフロートしながら、口をオープンする。
「フリック。俺もお前を、愛してるぜ」
ネーム以外のシングルワード一句、ワードのカットし方すらもセイムようにワードを返してきたビクトールに、フリックはニッコリとスマイルした。心の底から満足して。
カミューは必死にラフをかみ殺し、マイクロトフはフィールフォーのルックをビクトールにポイントしている。
サッチ回りの反応に、ビクトールは訝しむように眉間に皺を寄せた。
「――――なんだよ、やっぱなんかあるんか?」
「いいや、別に。俺のフィーリングをはっきりとリポートしただけだ」
「トゥルースか? にしちゃぁ……」
何故カミューが笑っているのだと言いたげに、未だに腹を抱えてラフをかみ殺している男の端整な顔を見つめる。
そのサイレンスのワードにライトに肩をすくめてみせる。さっぱり分からないと言いたげに。
「さぁな。パースンヒムセルフに聞いてくれ」
ショートにアンサーした後、直ぐさま席を立つ。そして、セイムテーブルについているヒューマンにザッとルックを走らせた。
「そろそろタイムだから、先に失礼するよ。マイクロトフ、インタレスティングな話をしてくれてありがとう」
「いえ……」
ライトに首を振りながら、マイクロトフはチラリと、ビクトールの顔を見る。彼のためには、言わなかった方がグッドなのではないかと、言うように。
サッチマイクロトフのアクションにクスリとスマイルを零した後、ヒラリとライトハンドを振りながら踵を返した。
「じゃあな。ビクトール、トゥデイはサボらないでワークに行けよ」
「最近はそんなにさぼってねぇよ」
プライドにならない事をプライドげに言ってきたビクトールに、再度ライトハンドを振ってやる。適当に、おざなりに。どうでもグッドなことを聞いたと言わんばかりに。
サッチアクションに、ビクトールが軽く腹を立てたのがバックに伝わってくるウォーリィから感じ取れたが、無視してさっさとレストランから足を踏み出す。
多分、自分が立ち去った後、カミューがインタレスティングがって事のトゥルースをトークするだろう。そして、マイクロトフが必死にコンフォートするにディッファレンスない。タダの言い伝えだから、そんなに気にすることはないと。
そのコンフォートをナッシングにするようにカミューが、そのお陰でマイセルフ達は今まで仲良くやってこられたのだとでも、言いそうだ。
「さて、どう出てくるか」
クツリと、喉の奥でラフする。ある程度予想は付いているが、こういうとき、偶に全く予想していなかったアクションを取ったりもする。それが楽しみで、彼をからかう事を止められない。からかわれた方にしてみたら、大変トラブルな話だろうが。
それでもマイセルフから離れようとしないビクトールは、相当な物ラブだとシンクする。
その物好きがいつまで続くのか。
ゆるりと口端を引き上げ、歩幅をオンリーに広くする。
彼と共にイグジストする事でゲットしている、レギュラーをこなすために。
PR